「っ・・・」
逆さに宙吊りになったシャロンは足を大きく開かれた状態で、スカートが垂れている為に太股から腰にかけての女性らしいスラリとしたYラインや、丸見えになった純白のショーツの食い込み具合まで、普段見る事の出来無い部分をろうそくの明かりがはっきりと、まるで見せ付けるかのように照らし、ぴっちりと着込まれた服は重さで少し下がったシャロンの形の良さそうな乳房の膨らみをくっきりと表していた。そしてトレードマークのようなブロンドの長い髪は床に数条の流れを作り、同じく普段髪で見えないうなじの部分もうっすらと生える産毛とともに服の襟の影からチラチラと見え隠れしていた。

「こりゃあアストラル様が覗くのもわかるブヒ」
「アストラルが・・・覗き?どういうことよ!」
 ブータの口からアストラルと言う言葉が出た事にシャロンは驚いて問いただした。

「ブヒ?アストラル様はシャロン様の水浴びをちょくちょく覗いてたようですぜ知らなかったブヒ?」
-アストラルが私の裸を覗いてた!?やっぱり私の事を・・・
 改めて聞くてシャロンは自分の裸が見られていた事を想像して少し恥ずかしくなり頬を赤くした・・・が。

「そういやアストラル様はスタリオンに覗き場所を教えてもらったって言ってたな。ま、あいつはシャロン様には興味無いようでしたがね、筋肉女とか周りに言ってたし・・・」
-スタリオン・・・テッシオ同様あいつも後で絶対に許さな・・・ッ!?
 シャロンがそう心に思った時、太股に硬い何かが触れて体にゾクッと鳥肌が立った。

「な!何?」
 シャロンは頭をもたげ足の方を見るとブータの右手が太股をなぞり上げていた。

「いやぁシャロン様の肌は白くてスベスベで気持ち良い〜。光の一族のちょっとザラザラした感じの肌とは大違いだ」
 シャロンの露になった太股を物珍しそうに触りながらブータは満面の笑顔で言った。

-気持ち・・・悪い・・・
 人間の肌と違うその独特な嫌な感触にシャロンは寒気がし、どうにか逃れられないかと話を持ちかけてみた。

「っ・・わかったわ。言うからロープを解きなさい」
「ブヒ?じゃあ先に言ってくださいよ」
-この程度じゃやっぱり騙せないか・・・
 シャロンは太股を触り続けられながら少し考えると誰を見るとも無く語った。

「私が捕まったのは本当よ、油断していたから。そしてもう一人の光の一族の男は私が影の一族側に取り込んだの、その人に私は助けられたのよ・・でもその人の事は安全上言えないわ。これで良いでしょ」
 それを聞いてブータとターブの2匹の豚はシャロンの股関節部から顔を覗かせると、真剣そうに話し合い始めた。

「どうするブヒか?」
「スタリオンからは『何をしても良いから聞き出せ』とか言われてたブヒ」
「それなら聞き出しは終わったから後は何をしても良いって事か?」
「そうだなぁ、それに俺らにとっちゃ聞き出しなんて実際どうでもいいしな」
「それよりも尋問をもっと楽しまなきゃもったいないブヒ」
「そうだブヒ〜!」

「・・・・・・」
 これでどうにかなるはずと楽観視していたシャロンは二人の会話を聞いて目を丸くして呆れ果てた。そして口には出さずに思った。

-いったい何なのよこいつらは・・・・馬鹿なの?話になんないじゃない・・・もしかしてテッシオから・・・
 シャロンは目を閉じるとあきらめたかのように大きな溜息を吐いた。


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