シャロン「表？・・絶対表でいいのね？もう変えちゃ駄目よ！」
　シャロンはなぜか嬉しそうにコインを掴んで伸ばした右手の指をゆっくりと開いていった。
　そして手の平の中央にあるコインを眺めると叫んだ。
　
「裏よっ！私の勝ちよッ！」
　シャロンは子供のように両手を振り上げてはジャンプして喜んだ。
　ジャンプする度に腰よりも長い髪がヒラヒラと宙を漂い、ブラから開放され自由になった乳房はジャンプに合わせて魅力的に形を変え、そして柔らかさと共に重みを見る者に感じさせた。

　しかし、しばらくするとシャロンはジャンプするのを止め、少しの間奇妙な空気が流れた。

「惜しかったわね・・もう少しで私とH出来たのにね！・・・・ホントもうちょっとだったのにね私の体！(怒)」
　先ほどとはうって変わってシャロンは急に険悪な表情になり、ピクピクと眉毛と口元を震えさせると、まるで怨念がこもったかの口調で話し始めた。
　そして言い終わると側の服に目をやる事もなく、何かに憑かれたように鞘を掴むと、スラリと剣を引き抜いた。

「ここまで私に辱めを与えて無事で済むと思ってるんでしょうねっ？」
　そう言ってシャロンは濁った青い目を細めると剣を構えた.....。


　次の日近所の人が言うには夜中かなりの時間にわたって悲鳴と奇声が辺りに響き渡っていたという....。


終わり。