シャロン「裏で・・・いいのね?」
 シャロンはゆっくりとコインを隠した右手をのけると、左手の甲には先ほど弾いたコインが乗っていた。
 そしてそのコインを覗き込むとシャロンは嬉しそうに叫んだ。

「表よっ!」
 その瞬間シャロンは子供のように手を叩きながら飛び跳ね喜んだ。
 飛び跳ねる度にシャロンの長い髪が靡き、ふくよかな胸は体の動きとは逆にポヨポヨと揺れに揺れ動き続ける。

「あっ!」
 それに気づいたのかシャロンはすぐに飛ぶのをやめると、そそくさと今までに脱いだ服を素早く着始め、全て着終わるとコホンと一つ咳をして自分を取り繕った。
 
「奴隷はかわいそうだから私の従者ぐらいにならしてあげてもいいかも・・あなたなかなか使えそうだし」
 シャロンはフフンと妙に楽しそうに部屋を出て行った。
 
終わり。



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