シャロン「裏に・・・するの?」
 シャロンはゆっくりとコインを隠した右手をのけると、左手の甲には先ほど弾いたコインが乗っていた。
 そしてそのコインを覗き込むとシャロンは叫んだ。

「表・・だわ!」
 
「け、健闘したじゃない」
 シャロンはそう言うながら先ほど脱いだ服を腕に通した。
 その額からは何か冷や汗のような物を滴らせながら....。

「運も実力のうちって言うしね、まぁ私にはかなわないけど。さ〜てこれからどうしようかな〜」
 服を全て着込むと、まるで子ねずみを弄ぶ蛇の様にシャロンは睨みつけた...。

終わり。



shcg38のページへ戻る

HPトップに戻る