シャロン「表?それでいいのね?」
 シャロンはコインを隠した右手をのけると、左手の甲には先ほど弾いたコインが乗っていた。
 そしてそのコインを覗き込むとシャロンはぼそっと呟いた。

「裏・・ね」
 
「あなた弱すぎ!」
 フーと溜息をつくとシャロンはいきなり怒鳴った。

「勝負弱い男なんて存在自体邪魔だわ!もう私の前に顔を出さないで」
「この程度で私とHしたいだなんて・・・・まったく・・・」
 シャロンは外していた鞘を乱暴に掴むとプイッと背を向け、一言言い放った。

「後で私がたっぷり遊んであげるわよ、泣いて許しを請うまでね」
 そしてシャロンは振り返る事も無く部屋を出て行った・・。

終わり。



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