【裏社会でエロレスラーをしている俺が異世界で闘った件】 「おお、異世界の戦士よ・・・お主を待っていた・・・」 「は?」 いきなり怪しいローブ姿の奴からそんなこと言われたら、間抜けな声が出てもしょうがないだろ? しかも薄暗い部屋で、蝋燭の明かりだけが揺れてるような怪しさだ。 「お主が異世界の戦士であることは、よく知っておる・・・」 いや勝手に話を進めるな。俺、さっきまで控室に居たんだぞ? なんで見たことない場所に居るんだよ。 「まず、ここどこだ? お前は誰だよ。いきなりわけのわかんないこと言いだされても、わけがわからん」 「そ、そうか」 ローブのおっさん(声からしておっさんに間違いない)は少し鼻白んだようだ。何かぶつぶつ言っていたが、咳払いして俺に向き直る。フードが影になって顔は見えない。 「ここは影の世界。ワーズ・ワースの石板に分かたれた『影の一族』の国だ。秘術によってお主を召喚・・・」 「いやわからん」 「・・・そういうものだと思ってくれ」 「ああ、そういう設定ね、了解了解」 俺の適当な返答にローブのおっさんは頭を抱えたが、気にしない。おっさんの行動に反応してもしょうがないからな。 「んで? こういう場合、俺にして欲しいことがあるんだろ?」 「おお、話が早い! 実はな・・・」 おっさんの説明によると、王子の婚約者であるシャロンって娘があまりにも高慢ちきで、鼻をへし折って欲しいそうだ。婚約者とは言っても、アストラルって名前の王子を本気でぶん殴るくらいのことは平気でするそうだ。 すげえな、その子。相手は王子様だろ? そして王子の婚約者であるため、「影の一族」とやらの中から選ぶと、色々ややこしいことが起きかねないんだそうだ。 まあ、俺としては女の子と試合ができれば問題ないんだが。 「でもなぁ、俺、プロレスラーだぞ? リングなんてあんのか?」 「プロレスラー? リング?」 「あー、プロレスもリングもわからんか。えっとだな・・・」 俺がプロレスとかリングの説明をしていくと、おっさんが何度も頷く。 「おお、それはまさしく『プロフ・レッスル』! やはり召喚術に間違いはなかった!」 おっさんが喜んでも嬉しくないが、こっちではプロレスを「プロフ・レッスル」とか言うらしい。 どうやら明日は一族の大事なお祭りで、今日は祭事の一環として神に闘いを捧げる「プロフ・レッスル」を催す。それで俺が召喚された、ってことらしい。 なるほど。「プロフ・レッスル」にかこつけて、シャロンちゃんとやらをお仕置きしたい、ってことか。 「じゃあリングで闘うのはいいけどよ、一番大切なことを確認したい」 「ふむ、なんだ?」 そう、とても大事な確認だ。 「闘う中で、色んなとこを触ったり、衣装が破けたりしてもしょうがないよな?」 「うむ、それは仕方ない。不可抗力だからな」 俺の確認に、おっさんも大きく頷く。 「わかってるじゃないか、おっさん」 「いやいや、お主こそな」 俺たちは顔を合わせ、お互いに笑い合う。 ・・・冷静に考えたら気持ち悪いわ、顔もわからない怪しいおっさんと見つめ合ってどうするよ。 「おー、立派なリングだ。ロープの張りがちょっと固めだけどな」 俺はロープに持たれながら、ロープのしなりを確認する。リングは元の世界とほとんど一緒だ。 あの後、俺は「影の一族」の王様とやらに挨拶させられ、すぐに試合することになった。展開が早くていいね。 (しっかし、すげえなシャロンちゃん) 俺の対角線上に立つ対戦相手のシャロンちゃんは、金髪のストレートロングヘアに鋭い目元、高い鼻梁、桃色の唇、小顔、透き通るような白い肌。 こいつは参った、俺が闘ってるところの女性選手もたいがい可愛い子揃いだが、このシャロンちゃんもすっげえ美人だ。勿論身体のほうも出るとこは出て、引っ込むとこは引っ込むナイスバディだ。しかも手足がすらりと長い、ときたもんだ。 「・・・さっきから、どこを見ているのよ」 おっと、じろじろ見ているのがばれた。だってなぁ、着てるのが牛柄ビキニだぞ? 上はビキニブラで、白黒の牛みたいな模様が入っている。しかも肩紐のないタイプで、おっぱいはだいぶ見えてるし、谷間もよーく見えてる。 下は下で、牛柄のハイレグ仕様。しかも横を紐で結ぶタイプだ。シャロンちゃんの引き締まったお腹も、太もももよーく見えてる。 こんだけ色っぽいんだから、見なきゃもったいないよな。 「それでは、試合前に注意事項を・・・」 おっと、昔の音楽家みたいな格好の小太りおっさんが呼んでる。今回のレフェリーだったな。確か名前は・・・なんだっけ、手羽塩? 「今回審判を務めるテッシオです。宜しくお願いしますぞ」 そうそう、テッシオだテッシオ。テッシオがルールを説明しだす。 「ルールですが、顔面へのパンチはなし。金的への攻撃もなし。凶器の使用もなし。相手を押さえ込んで3つカウントを取るか、ギブアップを取れば勝ち。宜しいですな?」 うん、事前に聞いてた通りだ。説明はなかったが、5カウント以内なら反則もセーフだ。 「ふうん、蜘蛛のマスク、ね。醜男過ぎて見せられない顔なのかしら? それとも、蜘蛛そのものの顔だったり?」 おっと、シャロンちゃんの口撃が飛んできた。確かにおっさんの言った通り、高慢な性格らしいな。 「ふっ、このマスクはモテ過ぎて困った俺が・・・」 「嘘ね。マスクから見えているところだけでも、不細工ってわかるわよ?」 おいおい、今から闘うからって、初対面の相手にここまで言うか? これはお仕置きが必要だな。きっついやつが、な。 「・・・そこまでにして頂けますかな」 テッシオが呆れたように割り込んでくる。 「では、ボディチェックをさせて頂きますぞ」 テッシオが、俺にしゃがむように言ってくる。めんどくせえな。しかし小柄で小太りな奴だ、俺のマスクに手が届かないよな。 テッシオが俺の被ってる蜘蛛の刺繍が入ったマスクを触る。うええ、おっさんに触られても嬉しくないぜ。 うーむ、しかしこのテッシオっておっさん、どっかで会った気が・・・ 「気のせいですぞ」 「気のせいか」 こっちの世界に知り合いなんていないしな。 俺は立つように促され、レスリングパンツを触られる。くっそ、毎回この瞬間は嫌だぜ。 後はレスリングシューズを触られて終わり。ふう。 俺のボディチェックを終えたテッシオが、今度はシャロンちゃんに向かう。 「えっ、私にも触るつもり?」 「恐れながら、ルールですので」 シャロンちゃんに一礼したテッシオが、ぺたぺたと無遠慮に触っていく。 「ちょ、ちょっとテッシオ」 「ルールですので」 絶対私欲だろ。そうじゃなきゃ、あんだけおっぱいに触らないだろ。くそぉ、俺も早くシャロンちゃんのおっぱいに触りたいぜ! あ、シャロンちゃんのアソコに触ったテッシオがビンタされた。それでも嬉しそうに見えるな。 「そ、それでは、ボディチェックも終わりました。試合開始!」 <カーン!> 馬面(本物の馬の顔なんだよ)の奴がゴングを叩き、異世界での試合が始まった。 「異世界の戦士って聞いたけど、腕が長い奴ばっかりなの?」 構えを取ったままシャロンちゃんが話しかけてくる。うーん、隙がねえ。強いってのは本当らしいな。ビキニ姿だけど。 「俺くらい腕が長い奴は、そうそう居ないぜ」 俺は自分の膝まで楽に届く両手を、シャロンちゃんに見せつけるように大きく広げる。 「ああ、そう!」 うわずりい! いきなりシャロンちゃんが突進、蹴りを叩き込んでくる。 「このっ!」 抱え込もうとしたときには、もう射程外だ。なんて速さだ、畜生。揺れるおっぱいが目に毒だぜ。 シャロンちゃんはヒットアンドアウェイで、確実に俺の体力を削ってくる。俺の見せ場がないから、観客からブーイングが飛んでくる。 まあ待ちなって。こちとら、裏社会の催し物で、何十戦と闘ってきてるんだぜ? あ、いてっ! 「くそぉ、人がおとなしくしてたらバカバカ蹴りやがって!」 言葉とは裏腹に、俺は長い腕を畳んでガードしつつ後退。コーナーポストを背にする。 「あら、もう戦意喪失かしら?」 シャロンちゃんが余裕たっぷりに金髪を掻き上げる。その仕草が似合っててまた腹が立つぜ。だがな、その余裕もここまでだ。こっちがコーナーに居れば、前からしか来られないだろ! それでもシャロンちゃんの余裕は崩れず、一気に距離を詰めてくる。 おっし、捕まえ・・・んなっ!? 俺の両手が空を掴み、頭に衝撃。突進と見せかけたシャロンちゃんが横に飛び、ロープを蹴って舞ったんだ。くっそぉ、闘い慣れてやがる! だけどな! 「プロレスラーの耐久力を、舐めんじゃねぇよ!」 「えっ!?」 俺の頭に直撃したシャロンちゃんの右足を掴み、そのままリングへと叩きつける。 「くぅっ」 マジか、あのタイミングで受け身を取ったぜ。だが、ここが攻め時だ! 俺はシャロンちゃんの右足を引っ張り上げ、左の足首も掴む。そのまま、大きく広げる。 「きゃあああっ! バカバカ、何やってるのよ!」 いきなりの大開脚に、シャロンちゃんが大慌てだ。 「そーれ、大開脚パワーボム!」 「うあっ!」 シャロンちゃんの気が逸れた瞬間に、開脚をしたまま背中からリングに落とす。 「う、ううっ・・・」 さすがにこれは受け身が取れなかっただろ。さーてと、お次は! 「いくぜシャロンちゃん。俺のフェイバリットホールド!」 座らせたシャロンちゃんの両手を一纏めにして上げさせ、背後から俺の左腕を巻きつけて拘束する。そして、シャロンちゃんの鍛えられた太ももを、俺の両足で思い切り開く。これが俺の大人気技・<タランチュラホールド>だ! 「なっ、やっ、やめなさい、こんなの!」 またまたお股を開かれたシャロンちゃんが叫ぶ。やめるわけないだろ、これからが本番だぜ? 「ほーら、逃げなくていいのか? おっぱい触っちゃうぞー」 「やめなさいって言って・・・いやあ!」 うん、ナイス揉み心地! 少し硬めのマシュマロ、って感じだな。柔らかさと弾力が絶妙な配分だ。 「いいねえ、シャロンちゃんのおっぱい、最高だぜ」 「この、変態蜘蛛男!」 あっ、言っちゃった、言っちゃったねその言葉を。変態なら変態らしく、変態行為をしてやろうじゃないか! 「それ」 「きゃああっ!」 ブラをずらしてやった。シャロンちゃんの生乳披露に、会場も盛り上がる。うんうん、やっぱり盛り上がりと歓声は必須だよな。 「ほー、綺麗なピンク乳首だな」 「見るな変態!」 ほほう、まだ変態と言い続けますか。それなら、見るだけじゃ終わりませんよ。 「見られて嫌なら、それそれ」 ピンクの乳首をつつき、転がしてやる。 「さ、触らないでよっ!」 「嫌ならギブアップしたらどうだい?」 「・・・それは嫌よ・・・あんっ」 「なら、楽しませてもらうだけだぜ」 くくく、勝気なシャロンちゃんなら、早々ギブアップはしないだろ。その分、俺が楽しむ時間が増える、って寸法だ。 「シャロン、負けを認めますかな?」 お、テッシオがレフェリーらしいことをしてる。けど、おっぱいに目が釘付けになってるぜ? 「こんな変態男に、負けなんて認めない!」 へーそう。わかってないなぁシャロンちゃんは。言えば言うほど、もっと酷い目に遭う、ってことがな! 「それじゃ、ここにも触っちゃお、っと」 「きゃああぁぁあ!?」 俺が股間まで触ったことで、シャロンちゃんの盛大な悲鳴が響く。さすがに耳が痛いぜ。 「ほらほらシャロンちゃん、早く逃げないと、Hなことされ続けちゃうぞ〜?」 それでも、シャロンちゃんにわからせるほうが大事だ。 「そんなところまで触るなんて・・・くうぅっ・・・!」 無駄無駄、ここまでがっちり極まってるんだ、外れないって。 んー、でもそろそろ、両手を使ってシャロンちゃんに触りたいな。よし、それじゃ・・・ 俺はシャロンちゃんのブラを掴み、鎖骨の上までずらす。更にどんどん上にずらし、一度頭から抜く。今度は下げて、肩のすぐ上辺りまで持っていく。 「・・・」 「・・・(こくり)」 テッシオに目線を送ると、テッシオが頷いた。テッシオはそのまま、シャロンちゃんのブラをきつく締め上げていく。よしよし、これでシャロンちゃんは腕が動かせないな。 で、お次は・・・ 「あっ!」 俺はシャロンちゃんを仰向けで寝かせ、シャロンちゃんの股の間に体を入れる。 「さっさと厭らしいことをやめないと、酷いわよ!」 「へー、怖い怖い」 両手を満足に動かせないシャロンちゃんが踵で蹴ってくるが、この体勢だ、そんなに痛くないって。 「それじゃシャロンちゃん、今度は両手でおっぱいを揉ませてもらうぜ」 俺はシャロンちゃんの抵抗なんか気にせず、剥き出しのおっぱいを鷲掴みにする。おっほー、やっぱり堪んない感触だぜ! 「人の胸を触りまくって、赤ちゃんなの!?」 またシャロンちゃんがムカつくことを言ってくる。赤ちゃんじゃないから、こんだけおっぱいを揉んでるんだっての。 でも、もっと恥ずかしい罰ゲームを受けてもらわなきゃな。 「人を馬鹿にするのはいけないことなんだぜ、シャロンちゃん?」 俺はシャロンちゃんのおっぱいを揉みながら、水着のボトムの左紐を外す。 「えっ、ちょっと、待ちなさい!」 「シャロンちゃん、ギブアップするなら今のうちだぜ?」 「だ、誰が貴方みたいな変態に!」 そう強がるシャロンちゃんだけど、だいぶ顔が赤くなってる。それでも負けは認めたくないってか? 「それなら、こっちも外そうかな、っと」 「ああっ!」 これで、シャロンちゃんの水着はお股の上に乗ってるだけだ。 「今なら許してあげてもいいんだけどな〜」 俺はシャロンちゃんのおっぱいを揉みながら、シャロンちゃんの顔を覗き込む。 「・・・誰が、貴方なんかに!」 へー、これでもまだ意地を張るんだ。勝気なのもここまでくると感心するぜ。 まあ、それならそれで・・・ 「それじゃ、最後の一枚、没収の罰だ!」 「いやあああぁぁぁぁっっ!」 シャロンちゃんの悲鳴がリングに響く。 「へへ、シャロンちゃんの最後の一枚、脱がしてやったぜ!」 俺が戦利品であるシャロンちゃんの衣装を掲げると、大歓声が上がった。やっぱり、男ってのはどこの世界でもエロいもんだよな。 「こんなの・・・」 あれ、シャロンちゃん半べそになってる? だがもう遅い、人を何度も変態呼ばわりしたんだ、もっと恥ずかしい罰を受けてもらう! 俺はシャロンちゃんの足首を両方とも掴み、にやりと笑いかけてやる。 「うそ・・・駄目よ、もう隠す物がないのに・・・」 シャロンちゃんも、俺の狙いがわかったらしい。 「いやいや、シャロンちゃん。諦めな!」 そのまま、俺はシャロンちゃんの両足を大きく開いた。 「きゃああああああああっ!」 もうシャロンちゃんの悲鳴も気にならない。そんだけシャロンちゃんのアソコは奇麗だった。 「見ないで、見ないでぇ・・・助けて、ァ・・・」 シャロンちゃんが、か細い声で誰かの名前を呼んだ? いや、聞き違いかな。さーて、シャロンちゃんのアソコをこの舌で・・・ 「これ以上、シャロンをいじめるなっ!」 「ぐべっ!?」 目の前に星が飛ぶ。ぬおぉ・・・こ、後頭部にとんでもない衝撃が・・・ <カンカンカン!> そのとき、なぜかゴングが鳴らされた。 「アストラル王子の乱入により、シャロンの負け!」 テッシオの宣言と、周りの状況に、何が起こったかようやくわかった。どうやら、王子様が見かねて乱入、俺の頭をぶん殴ったらしい。 「シャロン、大丈夫?」 王子がマントでシャロンちゃんの身体を隠してやがる。ちぇっ、折角ひん剥いたのに。 「アストラル・・・ええ、大丈夫よ」 頬を染めたシャロンちゃんが、熱い視線で王子と見つめ合う。 えっ、なんだよ、王子とシャロンちゃんが良い雰囲気になってるじゃねえかよ。仲悪いんじゃないの? 「・・・試合は終わった」 あ、ローブのおっさん。いつの間にここに? 「元の世界に戻してやろう」 え? いやまだいいです。「影の一族」って、他にも可愛い子が一杯いるじゃん。観客の中の険しい表情の猫耳の子とか、大笑いしてる羽のある子とか、髪が蛇の子とか、眼鏡の子とか・・・ 「もう試合は終わったのだ、元の世界に戻れ」 「ええー・・・」 なにこの用済み感。 「あと一回、あと一回でいいからさ。明日はお祭り本番だろ? そこでまた闘わせてくれよ」 「うるさい、さっさと戻るのだ!」 ローブのおっさんが何か怪しい呪文を唱えだす。おい待て、異世界の美人ともう一戦・・・! 「ということがあったんだが・・・」 「知るか、ラノベの読み過ぎだろ」 「嘘言ってんなよ蜘蛛の旦那。脳ドックでも受けたらどうだい?」 「(無言で肩竦め)」 「え、タラさんとうとうボケちゃっぐぼあっ!?」 元の世界に戻っても、誰も信じちゃくれないとは。世知辛い世の中だぜ。ま、いいや。<地下闘艶場>があれば、可愛い子ちゃんと遊ぶことができるからな。 「次はどんな子かなぁ。金髪ロングの子とか良いよな」 シャロンちゃん、今度はこっちの世界に来たりしないかね。 |
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