(原画07年08月16日)
5年ぶりに久〜しぶりに描いた戦車兵のCGですね。
元々はこのHPも戦車兵関連がメインだったんですけどいつの間にか隅っこに追いやられ
殆ど閉店状態になっちゃってました。
と言うのも戦車兵は構図が思い浮かび辛いんですよ...ポーズを付けるにもイマイチ面白くないしね、
しかも戦車なんぞはディテールの関係で描き辛くてね...で描かなくなったと。
とは言うものの結構評判が良くてね、特に外国の方からメールを良く頂いてたので1年ぐらい前に描こうと思い初めて
ようやく描く事が出来たって所ですね。
絵自体は今まで描いたのと良く似た感じですね、やはりキューポラに立ってるのが映えると思いましたから。
ちなみに最初はセリア少尉一人だったんですけど途中で構図が変わったのでもう一人書き足しました。
今回初めてネット上で色々と資料を集めてなるべく本物っぽいディテールになるように作業してました。
ヘッドセットや襟章のピプ、肩章や十字章等なるべく忠実にディテールは描いてありますが
喉頭ヘッドフォンのサイドのディテールは資料が手に入らなかったので凡そで描きました。
と言ってもディテールを正しくしたのは色を塗り始めた頃で最初は昔の知識のまま描いてたので
相当違ってました、その為かなりの部分が2度塗る羽目になりましたね、1級鉄十字章なんかは3度も塗り直してます。
特にマイクロフォンに付いてある白っぽいバネ(名前は知らない)は1本1本描いて1本1本影とハイライトを入れてたりと
なかなかに無駄に時間かけてたりします。
サイズ的にあんまり分かりませんけどね。(汗”)
ただ服装だけは修正しませんでした、資料は幾つか見つけてディテールの違いなども確認したのですが
修正するのに時間がかかりそうだったので昔のディテールのままですね。
手袋のディテールは見つからなかったのでまあオリジナルにでもしておいていただければと...。(汗”)
ディテールは良いのだがセリア少尉と他一名はなんか微妙でしたね。
塗りがもう少しどうにかならなかったかなと思ふ....。
今年の絵を象徴してるかのような感じ。
今年のCGとしては珍しく背景がありますね.....戦車の。
最初はどうなるかと思いましたが予想よりは良い感じにはなったかなとは思います。
自分の描き方は全部パーツ化されてるのでこういう決まったデザインの物は作業はしやすいんですよね、ヘッドフォンの小さなビスや
砲塔のナット一つですら2つのパーツに分かれてるぐらいですから...まあその分作業量が多いですが。
困ったのがやはりこれまたディテールでしたね...キューポラのディテールが見つからないんですよ...。
側面とかは色々と昔の本とかで形が分かるんですが上面はさっぱり...参考にしたのは4号戦車J型のスライド型キューポラなので
ハッチ部のディテールが違うんですよね....仕方が無いので棚に飾ってるタミヤのプラモのディテールで描いてあるのでかなり実際とは違ってると思います。
ちなみにセリア少尉が左手をかけてるのはハッチのロック。
そういえばドイツ戦車の写真は結構見た事ありますが外側から防弾ガラスを確認できた物は見た事がないんですよね。
写真で見ても全て真っ暗に写ってて実際どういう感じなのかさっぱり分からない。
プラモのペリスコープの防弾ガラスはエメラルドグリーンぽい色をしてたのでそれを参考にしてます。
それとキューポラ内側の資料持ってないので黒くごまかし....。
後の2輌目の防弾ガラスの開口部がちょっと微妙な位置にあるのが気になりますね...砲塔自体は1時方向側にあるんですがもう少し左側に
寄ってないとバランスが悪いかなと思ふ。
で塗り終わって液晶で見たら色がまったく違っててショック...CRTは壊れてて調整するたびに結構色が違うんですが違ってるのにまったく気づかず
液晶と比べて初めて色が狂ってる事に気づいたんですよね。
特に肌色の違いが凄まじく色が直らなかったです。
液晶とCRTとでは今回もだいぶ色も見た目も違う......。
ちょっと昔話でも。
セリア少尉は元々は漫画用に描いた数名の内の一キャラなんですよね。
10年以上前には描かれてました。
設定上武装親衛隊になってますが国防軍の襟章が髑髏でパッと見階級が分かりづらいと言うだけで武装親衛隊に
なったらしいです、別にナチスがどうの武装親衛隊がどうのと言うのはまったく無いですハイ。
セリア少尉の本名はどこかのCGのページに書いてたと思いますがセリア・フォン・ラインハルトです。
フォンが付いてる所からして一応貴族令嬢に当たります、雰囲気もそういう感じで描いてます。
設定ではクルスク戦が初陣になってますから1942年には士官学校に入ってる事になりますね。
所属はSS Pz.Abt.z.b.V.100(SS第100特殊戦車大隊)という特殊な部隊に配属されてます。
特殊と言うのは女性を戦闘員として配属してる為で一般の部隊とは異なってます。
女性を編成に加える都合上一般部隊では不都合が多いのでこの部隊を作ったと言う設定がありますね。
比率は男女比3対7ぐらいでしたか....男性も結構多いです。
大隊と言う構成上大隊長がいますが昔の設定では渋い感じのオヤジでしたね、セリア少尉との
関係も色々と設定にありました。
セリア少尉の上官は青い髪のショートヘアーの中尉でしたかね。
セリア少尉は第1中隊第1小隊長なので小隊長車に搭乗してますが5名の内一人が男性で昔のCGに描かれてるやつですね。
キャラの対比表は昔描いた覚えがあるんですがどこかに行っちゃいました。
セリア少尉の身長は170近かったと思います、部隊の女性内で3番目ぐらいに高かったと思います。
ちなみに第2中隊長のキャラが後に良く描かれてるあのキャラの元になってますね。
セリア少尉の搭乗車は最初は4号戦車H型の極初期型(中古)で基本的に大隊は全車4号(中古)になってます。
クルスク戦において功労により二級鉄十字章、その後の後退戦において一級鉄十字章、1943年12月には騎士十字章を受勲してます。
ただし戦車撃破数は設定が無いので不明。
そしてその後の設定も不明。
ダークイエロー単体塗装版
元々はこちらを使うつもりだったんですよね。
途中で迷彩を描いたのであちらを使う事になりました。
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